ネットエイジアリサーチ
ビジネスパーソンの「iPad」に関する調査
〜小学校高学年への電子書籍の無償配布に賛成 3人に1人〜
〜電子書籍で新聞や雑誌を講読できるようになったら?〜
モバイルリサーチを展開する
ネットエイジア株式会社(本社/東京都中央区、代表取締役:三清 慎一郎、以下ネットエイジア)では、「ビジネスパーソンの『iPad』に関する調査」をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により実施し、20〜59歳の男女で有職者(パート・アルバイト含む)、2188名の携帯電話ユーザーの回答を集計いたしました。今後もネットエイジアでは、世の中の関心が高いテーマの調査、今後のトレンドを占える調査など、マーケティングシーンで役立つさまざまな情報をモバイルリサーチによりタイムリーに提供してまいります。今回の調査結果については、モバイルマーケティング情報ポータルサイト「
モバイルマーケティング.jp β版」にてご覧いただけます。
<
ネットエイジアリサーチ調査結果>
◆「iPad」の認知率、98.9%
◆「iPad」の認知経路、もっとも多いのは「テレビのニュース」から
まず初めに回答者全員(2188名)に、アップル社から発売されている「iPad」を知っているかという質問を単一回答形式で聞いてみた。全体では47.0%が「どういうものか詳しく知っている」、51.9%が「名前を聞いたことがある程度」と答え、両者を合わせた認知率は98.9%にのぼった。性年代別で比較をしても、認知率に大きな差は見られず、幅広い年代に浸透しているということがうかがえる結果になった。続いて「iPad」を「どういうものか詳しく知っている」と答えた回答者1028名に、「iPad」のことを初めて知ったのはどのような情報からなのか、最もあてはまるものを単一回答形式で聞いてみた。全体では「テレビのニュース」と答えた人が圧倒的に多く、4割強の42.6%がこのように答えた。以下「パソコンのニュース」が17.9%、「PC・IT関連の雑誌の記事・広告」が11.8%、「テレビのニュース以外の番組」が6.2%と続く。性別で比較をすると、女性では「テレビのニュース」と答えた割合が51.1%で全体よりも8.5ポイント高かったのに対し、男性では「パソコンのニュース」と答えた割合が全体よりも5.6ポイント高い23.5%であった。
◆「iPad」を詳しく知っているが未所有者、73.1%が「iPad」に魅力を感じる
「iPad」を「どういうものか詳しく知っている」と答えた回答者1028名に、「iPad」を持っているか、という質問を単一回答形式で聞いてみたところ、全体では4.6%の回答者(47名)が「持っている」と答えた(「Wi-Fiモデルを持っている」が2.2%(23名)、「Wi-Fi + 3Gモデルを持っている」が2.3%(24名))。また「持っている」と答えた47名に、どのような方法で購入したかを聞いたところ、「発売日を過ぎてから実際の店舗で購入した」が51.1%で最も多かった。また21.3%の回答者が「実際の店舗で予約して発売日に購入した」と答えた。
続いて「iPad」を「どういうものか詳しく知っている」が「持っていない」と答えた981名に、「iPad」に魅力を感じるか、という質問を単一回答形式で聞いてみたところ、全体では22.6%が「非常に魅力を感じる」、50.5%が「ある程度魅力を感じる」と答え、あわせて7割強の73.1%が「魅力を感じる」と答えたという結果になった。性別で比較をすると「魅力を感じる」と答えたのは男性が70.8%、女性が76.1%で僅かだが女性の方が魅力を感じている割合が高いという結果になった。
◆「iPad」を購入しない理由、「今持っている機器で事足りるから」約6割
「iPad」を「どういうものか詳しく知っている」が「持っていない」と答えた981名に、「iPad」を購入する予定があるか、という質問をしたところ、全体では17.3%が「購入予定あり」と答えた。年内の購入予定では5.0%という結果となった。年代別で比較をすると年代が若くなるにつれて「購入予定あり」と答えた割合が高くなり、20代男性は19.5%が、20代女性では18.7%がこのように答えた。また「今のところ購入する予定はない」と答えた671名に「購入しない理由」としてあてはまるものを複数回答形式で聞いてみたところ、最も多かった理由は「今持っている機器で事足りるから」で59.3%であった。以下「価格が高いから」が34.4%、「Wi-Fi+3Gモデルは別途回線申込が必要だから」が19.2%、「本体が重そうだから」が18.6%と続く。年代別で比較をすると、20代で「価格が高いから」という理由を挙げたのが全体よりも10.6ポイント高い45.0%で、若いビジネスパーソンにとって「iPad」は決して安くない買い物である、ということがわかった。
◆小学校高学年への電子書籍の無償配布に賛成 3人に1人
◆中学生への電子書籍の無償配布に賛成 男女ともに半数以上
国の政策として「iPad」などの電子書籍を閲覧できる端末を学習利用目的で「小学校低学年」「小学校高学年」「中学生」に無償で配布するとした場合、賛成であるか、という質問を回答者全員に単一回答形式で聞いてみた。全体では「小学校低学年に無償配布」は23.5%(男性28.1% 女性18.9%)、「小学校高学年に無償配布」は34.3%(男性39.4% 女性29.3%)、「中学生に無償配布」は53.7%(男性55.8% 女性51.6%)が「賛成である」と答えた。特に「中学生に無償配布」は回答者の半数以上が賛成であると答え、環境保護の観点からも一年しか使わない教科書や参考書などのペーパーレス化、また、情報リテラシー教育の一環としての利用を肯定的に考えていることがうかがえる結果となった。また、小学校教育の段階においては、男女で賛否に大きな差があることも明らかになった。
◆電子書籍で読みたい新聞を購読できるなら、紙の新聞は購入しなくなると思う、41.7%
「『iPad』などの電子書籍を閲覧できる携帯型端末で、読みたい新聞を購読できるようになった場合、紙の新聞は購入しなくなると思いますか」という質問を回答者全員に聞いたところ、全体では41.7%が「紙の新聞は購入しなくなると思う」と答えた。男女で比較をすると、「紙の新聞は購入しなくなると思う」と答えたのは女性の方が多く、男性36.0%に対し女性は47.4%であった。年代別では年代が若くなるにつれて「紙の新聞は購入しなくなると思う」と答えた割合が高くなり、特に20代女性では半数以上の51.6%がこのように答えた。続いて「(電子書籍で読みたい新聞を購入できるようになったとしても)紙の新聞を購入することはあると思う」と答えた回答者に「どのような時に紙の新聞を購入するか」を自由回答形式で記入してもらい(有効回答:1220名)、その答えの定量化を行った。全体では「なにか記念や重大ニュースなどの時に紙で保存・スクラップしたい」が最も多く、27.4%であった。次いで「いままでの習慣で購読し続けると思う」が9.6%、「新聞広告・折込広告・クーポンが楽しみなので」が7.7%、「じっくりと時間をかけて読みたい」が7.0%と続く。
◆電子書籍で読みたい雑誌を購読できるなら、紙の雑誌は購入しなくなると思う、42.1%
同様に「『iPad』などの電子書籍を閲覧できる携帯型端末で、読みたい雑誌を購読できるようになった場合、紙の雑誌は購入しなくなると思いますか」という質問を回答者全員に聞いたところ、全体では42.1%が「紙の雑誌は購入しなくなると思う」と答えた。男女で比較をすると、「紙の雑誌は購入しなくなると思う」と答えたのはこちらも女性の方が多く、男性37.9%に対し女性は46.4%であった。年代別で比較をしても、こちらも年代が若くなるにつれて「紙の雑誌は購入しなくなると思う」と答えた割合が高くなった。
続いて「(電子書籍で読みたい雑誌を購入できるようになったとしても)紙の雑誌を購入することはあると思う」と答えた回答者に「どのような時に紙の雑誌を購入するか」を自由回答形式で記入してもらい(有効回答:1089名)、その答えの定量化を行った。全体では「切り抜きや雑誌自体を残しておきたい・保管したい」が最も多く、41.8%の回答者がこのように答えた。次いで「紙の質感やインクの匂い・活字で読みたい」が10.5%、「端末を持ち歩かない・いつでも読みたい時に読みたいから」が8.6%、「付録が目当て」が6.0%と続く。また少数意見として「お風呂に入りながら読みたいから」「雑誌のレシピを見ながら料理を作るので汚れる・濡れるから」「(病院に)入院時に電子書籍端末を使えないから」などが挙げられた。
注:本調査レポート内においては、小数点以下第2位を四捨五入処理しており、数値の合計が100.1%もしくは99.9%となる場合がございます。
□ 調査概要(クローズド調査)
○ | 調査対象 | … | 20〜59歳男女・有職者(パート・アルバイト含む) |
○ | 調査期間 | … | 7月14日〜7月21日 |
○ | 回答サンプル数 | … | 2188名(回答者キャリア内訳:NTTドコモ 62.2%、au 29.4%、ソフトバンク 8.4%) |
○ | 調査方法 | … | モバイルリサーチ(3キャリア) |
□ 調査内容
- あなたは「iPad」をご存知ですか?
- あなたが初めて「iPad」を知ったのは、どのような情報からですか?
- あなたは「iPad」を持っていますか?
- (所有者に)あなたは「iPad」をどのように購入しましたか?
- (非所有者に)あなたは「iPad」に魅力を感じますか?
- (非所有者に)あなたは「iPad」を購入する予定ですか?
- (非購入予定者に)あなたが「iPad」を購入しない理由としてあてはまるものをお選びください。
- 国の政策として「iPad」などの電子書籍等を閲覧できる携帯型電子端末を、小学生・中学生に学習利用目的で学校から無償配布するとした場合、賛成しますか。
- 「iPad」などの電子書籍を閲覧できる携帯型電子端末で、読みたい新聞を購読できるようになった場合、紙の新聞は購入しなくなると思いますか。
- どのような時に紙の新聞を購入すると思いますか。具体的にお書きください。
- 「iPad」などの電子書籍を閲覧できる携帯型電子端末で、読みたい雑誌を購読できるようになった場合、紙の
雑誌は購入しなくなると思いますか。
- どのような時に紙の雑誌を購入すると思いますか。具体的にお書きください。
本件についてのお問い合わせ
■ネットエイジア株式会社 マーケティング事業本部 担当:山名(ヤマナ)
http://www.mobile-research.jp/
Tel: 03-3531-1411 Fax: 03-3531-1461
お問い合わせフォーム
◆マーケッター・リサーチャーのためのメールマガジン
「モバイルトレンドマガジン」発行中〜マーケティングにおけるモバイル活用最新情報〜
メールマガジン申込
■ ネットエイジア株式会社について |
【社名】 | ネットエイジア株式会社 |
【所在地】 | 東京都中央区新川一丁目27番8号 新川大原ビル7階 |
【代表者】 | 代表取締役 三清 慎一郎 |
【設立年月】 | 2005年2月 |
【資本金】 | 3億1552万円 |
【事業内容】 | モバイルリサーチ事業 |
【URL】 | http://www.netasia.co.jp/ |
調査結果
◆あなたは「iPad」をご存知ですか。【単一回答形式】
◆あなたが初めて「iPad」を知ったのは、どのような情報からですか。【単一回答形式】
◆あなたは「iPad」を持っていますか。【単一回答形式】
◆あなたは「iPad」をどのように購入しましたか。【単一回答形式】
◆あなたは「iPad」に魅力を感じますか。【単一回答形式】
◆あなたは「iPad」を購入する予定ですか。【単一回答形式】
◆あなたが「iPad」を購入しない理由としてあてはまるものをお選びください。[性別]
【複数回答形式】
◆あなたが「iPad」を購入しない理由としてあてはまるものをお選びください。[年代別]
【複数回答形式】
◆国の政策として「iPad」などの電子書籍等を閲覧できる携帯型電子端末を、小学生・中学生に学習利用目的で学校から無償配布するとした場合、賛成しますか。
【単一回答形式】
◆「iPad」などの電子書籍を閲覧できる携帯型電子端末で、読みたい新聞を購読できるようになった場合、紙の新聞は購入しなくなると思いますか。
【単一回答形式】
◆どのような時に紙の新聞を購入すると思いますか。【自由回答形式】
◆「iPad」などの電子書籍を閲覧できる携帯型電子端末で、読みたい雑誌を購読できるようになった場合、紙の雑誌は購入しなくなると思いますか。
【単一回答形式】
◆どのような時に紙の雑誌を購入すると思いますか。【自由回答形式】
国際平和に関する調査2017
2017/12 リリース
日本人のポイント活用に関する調査2017
2017/12 リリース
ビジネスパーソンの旅のテクニックに関する調査2017
2016/07 リリース
ビジネスウーマンのポイント活用に関する調査2017
2017/01 リリース
国際平和に関する調査2016
2016/09 リリース
ビジネスパーソンの旅のテクニックに関する調査2016
2016/07 リリース
ビジネスウーマンのポイント活用に関する調査2016
2016/01 リリース
写真館・フォトスタジオに関する調査
2015/10 リリース
ビジネスパーソンの旅のテクニックに関する調査2015
2015/07 リリース
ビジネスウーマンのポイント活用に関する調査2015
2015/02 リリース
栄養ドリンク・エナジードリンクに関する調査2014
2014/09 リリース
大学選びに関する調査2014
2014/07 リリース
ビジネスパーソンの旅のテクニックに関する調査
2014/07 リリース
テレビとソーシャルメディアの関係性
2013/04 リリース
1都3県在住者の東日本大震災時の行動とふりかえり
2013/03 リリース
ブロガー・SNS利用者の「対人距離感」
2011/11 リリース
国際平和に関する調査2011
2011/08 リリース
25歳以下における「結婚願望・将来の結婚相手選び」の意識調査
2011/08 リリース
新しい調査のリリースをメールにてお知らせするサービスを実施しております。是非お申し込みください。