ネットリサーチ（モバイルリサーチ）なら、調査設計から集計・分析まで、インターネットリサーチ「ネットエイジアリサーチ」

　モバイルリサーチを展開するネットエイジア株式会社（本社／東京都中央区、代表取締役：三清　慎一郎、以下ネットエイジア）では、昨年に引き続き（http://www.mobile-research.jp/investigation/research_date_090323.html）、「プリウス」と「インサイト」についてのアンケートをモバイルリサーチ（携帯電話によるインターネットリサーチ）により実施し、20歳〜59歳で「自宅に自分が運転する自動車がある」と答えた1000名の携帯電話ユーザーの回答を集計いたしました。
　今後もネットエイジアでは、世の中の関心が高いテーマの調査、今後のトレンドを占える調査など、マーケティングシーンで役立つさまざまな情報をモバイルリサーチによりタイムリーに提供してまいります。また、今回調査結果については、モバイルマーケティング情報ポータルサイト「モバイルマーケティング.jp β版」にてご覧いただけます。


＜ネットエイジアリサーチ調査結果＞

◆「ハイブリッドカー」に関心あり、79.9%
　回答者全員（1000名）に「あなたが運転している自動車は『ハイブリッドカー』であるか」という質問を単一回答形式で聞いたところ、全体では3.6%の回答者が「ハイブリッドカーである」と答えた。
　また、自分が運転する自動車が「ハイブリッドカー」ではないと答えた964名に「『ハイブリッドカー』に関心はあるか」という質問を単一回答形式で聞いたところ、全体では79.9%の回答者が「関心がある(計)」と答えた（「非常に関心がある」24.0%、「やや関心がある」55.9%の計）。

◆「ハイブリッドカー」の購入意向あり、86.4%
◆購入意向が強いのは、50代男性と30代女性で9割超
◆購入したい理由は、「地球環境にやさしいから」男性48.0%、女性66.7%
　自分が運転する自動車が「ハイブリッドカー」ではないと答えた964名に「『ハイブリッドカー』を購入（買い替え・買い増し）したいと思うか」という質問を単一回答形式で聞いたところ、全体では86.4%が「購入意向あり(計)」と答えた(「具体的な予定があり、購入したい」1.2%、「具体的な予定はないが、将来的には購入したい」85.2%)。性年代別で比較すると、特に購入意向が強かったのは、50代男性（「購入意向あり(計)」94.4%）と30代女性（「購入意向あり(計)」91.0%）という結果になった。
　また「ハイブリッドカーの購入意向がある」と答えた833名に、「購入したい理由」を複数回答形式で聞いたところ、全体では「燃費が良いから」が最も高く83.0%であった。以下「地球環境にやさしいから」が57.5%、「税制の優遇が受けられるから」が38.3%、「購入時に補助金が出るから」が35.7%、「価格が安くなってきたから」が31.8%と続く。性別で比較すると「地球環境にやさしいから」という項目において、男性は48.0%であったのに対し、女性はそれよりも18.7ポイント高い66.7%で、「地球環境のことを考えて自動車を選ぶ」というのは女性の方が多い、ということが分かった。

◆「ハイブリッドカー」と聞いて思いつくメーカー、「トヨタ」が85.0%
　回答者全員に、「ハイブリッドカー」と聞いて思いつくメーカー名を自由回答形式で1つだけ聞いたところ（有効回答数：957名）、全体で最も多かったのは「トヨタ」で85.0%であった。以下「ホンダ」が12.1%、「日産」が1.3%と続く。性別で比較すると「ホンダ」を想起したのは男性が13.5%で、女性の10.7%よりも2.8ポイント高い結果となった。

◆「プリウス」「インサイト」の購入意向、男女間で大きな差
　「プリウス」と「インサイト」の両方を知っている回答者738名に、「購入するとしたらどちらを購入したいか」を単一回答形式で聞いたところ、全体では「プリウス(計)」が63.7%(「『プリウス』を購入したいと思う」24.1%、「どちらかというと『プリウス』を購入したいと思う」39.6%の合計)で、「インサイト(計)」の36.3%(「『インサイト』を購入したいと思う」8.3%、「どちらかというと『インサイト』を購入したいと思う」28.0%の合計)を27.4ポイント上回った。性別で比較すると、男性では「プリウス(計)」と答えたのは67.3%、「インサイト(計)」と答えたのは32.7%で34.6ポイントの開きがあったのに対し、女性では「プリウス(計)」と答えたのは58.9%、「インサイト(計)」と答えたのは41.1%で両者には17.8ポイントの差しかなかった。年代別で比較すると、「プリウス(計)」が20代では57.7%で全体よりも6.0ポイント低かったのに対し、50代では69.2%と5.5ポイント高いという結果になった。これらのことから男性よりも女性が、高年齢層よりも若年齢層が「インサイト」を支持しているということが明らかになった。

◆「プリウス」は「音が小さい」「技術力の高い」「先進的」
◆「インサイト」は「低価格」「コストパフォーマンスの良い」「スポーティー」
　「プリウス」を認知している972名に、「プリウス」にあてはまるイメージを複数回答形式で聞いたところ、最も多かったのは「燃費が良い」で68.2%であった。以下、「自然環境にやさしい」が52.4%、「音が小さい」が34.8%、「技術力の高い」が25.0%、「先進的な」が18.7%、「安定感のある」が17.9%と続く。一方で「インサイト」にあてはまるイメージを、「インサイト」を認知している回答者745名に複数回答形式で聞いたところ、上位2項目は「プリウス」と同じく、「燃費が良い」が57.9%、「自然環境にやさしい」が43.1%であったが、以下「低価格である」が37.3%、「コストパフォーマンスの良い」が23.0%、「スポーティーな」が21.3%、「デザイン性の高い」が17.5%と続く。

◆「減税や補助金が無かったとしても環境に優しい車に乗りたい」57.8%
　回答者全員に「地球環境への意識」についてそれぞれ単一回答で聞いたところ、「多少価格が高くても、環境に配慮した製品を使いたい」という質問では、全体では59.6%の回答者が「思う(計)」と答えた（「とてもそう思う」10.3%、「ややそう思う」49.3%の合計）。「ハイブリッドカー」への関心別で比較すると、「ハイブリッドカーへの関心がある」と答えた770名のうち、「思う(計)」と答えたのは65.7%であったのに対し、「ハイブリッドカーへの関心はない」と答えた194名ではわずかに34.0%にとどまった。「エコを意識した生活を送ろうと心がけている」という質問では全体では84.6%の回答者が「思う(計)」と答えた（「とてもそう思う」31.3%、「ややそう思う」53.3%の合計）。また、「減税や補助金が無かったとしても環境に優しい車に乗りたい」という質問では、全体では57.8%の回答者が「思う(計)」と答えた（「とてもそう思う」15.6%、「ややそう思う」42.2%の合計）。

◆「エコカー補助金制度」の半年延長に関する認知率53.2%
◆「エコカー補助金制度」を利用して車を買いたい、27.9%
　回答者全員に「エコカー補助金制度」が今年の9月30日まで半年延長されることが昨年12月に閣議決定されたことを知っていたかを単一回答形式で聞いたところ、全体では53.2%の回答者が「知っていた」と答えた。年代別では年代が上がるほど「知っていた」と答えた割合が高く、50代では75.6%の回答者が「知っていた」と答えた。また、このことを受けて、購入意欲が変わったかを聞いたところ、全体では27.9%の回答者が「購入したい(計)」と答えた（「具体的にこの期間での購入を考えた」4.3%、「具体的まではいかないが、この期間に購入したいと思った」23.6%の合計）。年代で比較すると年代が若くなるにつれて「購入したい(計)」と答えた割合が高くなり、20代では41.1%の回答者が「購入したい(計)」と答えた。

◆日本経済の牽引役になってほしい車は「プリウス」
　最後に、2010年の日本経済の牽引役となって欲しい自動車を、2009年新車販売台数上位30車種の中から複数回答形式で聞いたところ、最も多かったのは「プリウス」で63.3%であった。以下、「インサイト」が36.1%、「フィット」が27.2%、「エスティマ」が20.0%、「ヴィッツ」が19.7%と続く。性別で比較すると「インサイト」を挙げた男性は全体よりも5.5ポイント高い41.6%であった。また「パッソ」を挙げた女性は全体よりも5.6ポイント高い17.4%であった。性別で比較すると、女性では「ヴィッツ」「キューブ」「パッソ」といった小型車を挙げるという傾向がみられた。
※注：本調査レポート内においては、小数点以下2桁を四捨五入処理しており、 数値の合計が100.1%もしく99.9%となる場合がございます。




□ 調査概要（クローズド調査）

□ 調査内容



■ネットエイジア株式会社　マーケティング事業本部　担当：山名（ヤマナ）
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